陣痛物語5
産院では、また内診がありました。
やっぱり内診も痛い…ただ陣痛と一緒になって、どこがどう痛いのかいまいち分かりません。
ちなみに私の陣痛の痛みは、お腹ではなく、腰が痛かったです。
腰痛が、何十・何百倍にも痛くなった感じかな。
怪我や腹痛などとはまた違った痛みです。
生理痛ともちょっと違いましたが、でも、近いのはこれだと思います。
前回よりかなり痛くなったのに、子宮口の開きはほぼ変わらず、1~2センチ。
破水もしていませんでした。
こんなに痛いのになぜ開かない?
破水しない???
という、自分に対する不満だらけ!
だからといって何もできないのですが。
しかしこの痛みの中でも、出産に備えて点滴のためのルートをとったので、
「あーもう帰らずこのまま産むんだな」と緊張してきました。
日付が変わるまでに産まれると思い込んでいた私…実際は違った!
今回通されたのは、分娩する部屋でした。
処置台は大きく可動式で、自分でも背もたれの角度を調整できます。
歯医者さんの椅子を大きくした感じ。
他には、簡単なソファー(表面は待合室の椅子みたいなビニールコーティング)や、テレビ、CDプレーヤー、アロマディフューザーなどもありました。
部屋に入ると、まずは病院着と血栓防止靴下に着替えました。
助産師さんが手伝ってくれたので、良かった~♪
いろんな事が、痛みのために何だかうまくできないのです。
そして、晩ごはんをちゃんと食べてくたさい、と言われました。
分娩は長丁場で体力がないとできないので、食べられる時に食べておかないといけません。
夫がサンドイッチとプリンを買ってきましたが、サンドイッチ一つしか食べられませんでした。
100%りんごジュースも少々。これが飲みきれない!
どんだけ体が不調なんですかね。痛みって全てのやる気を奪いますね。
陣痛の間隔は、ほとんど変わらず3~5分。
痛くない間は多少余裕があり、夫と普通に話したり、トイレに行ったりできました(室内にあった)。
陣痛の波がきた時は、「痛い~(>_<)」と言って話せないのに、その数十秒が終わると普通に話し出すので、夫から見るとすごく不思議だったそうです。
痛い時は、処置台ではなくソファーの上で、丸まったり四つん這いになって、腰をさするかマッサージ機でコロコロして耐えました。
こんな姿、誰にも見せられないwww
そのうち話すのも難しくなって、陣痛間隔も規則的に3分に。
それでもソファーにいるので、様子を見に来た助産師さんに、分娩台に移るように言われ、介助されながら移動しました。
分娩台はベッドではないので、寝心地は良くないし、仰向けは本当に痛いので横向きになり、痛い時はベッドガードみたいな柵に捕まって耐えていました。
でも、子宮口はなかなか開かず、この状態でも4センチほど。
この頃になると、痛みは更に強くなり、「痛たたた…」と、かなり大きな声で言うようになりました。
なかなかお茶も飲めなくなってきたのに、トイレに行きたい感覚が強く、痛くない隙間に通いました。
やっぱり漏らしたくないじゃないですか~(^_^;)だから、行けそうな今のうちにトイレ行っとこ、と先を見越して通ってたんです。
便器に座ると、いつも下半身が全体的に痛くなり、急いで用を足し(ほとんど出ない)トイレから出たところで、床に膝をついて動けなくなります。
そして少しでも痛みがひいたら、手を洗う。
そこまでして洗わなくても良かったんですかねwww
その後、だんだんトイレにも行けなくなりながら、ひたすらこの状態を繰り返すこと約9時間。
もう夜中の3時を過ぎていました。
最初に陣痛?と思ってから、24時間以上経過しています。
ここで、助産師さんから朝になったら陣痛促進剤を入れたいと提案が。
もちろん、お願いしますと即答したのでした。
文章も更新も遅くてすみません。もう少しお付き合いください。