陣痛物語6
長くてすみません。もう少しお付き合いください。
夜中に提案された陣痛促進剤の利用。
私は、今すぐにでも入れて欲しかったのですが、夜はスタッフが少ないため、朝になってからの投与になると説明を受けました。
何かあった時に対処できなくなると困るので、という話しでしたが、
私はまだまだこれに耐えなければいけないのか、と絶望に打ちひしがれる状態www
だって、痛くて声が出てしまうなんて人生で初めてなくらい、痛いんですもの。
そして、時間が経つのがほんっとうに遅かった。
何回か陣痛の波に耐えて時計を見ても、10分も経っていなかったりするのです。
もう痛いのと眠いのとで、よく分からない意識状態になっていました。
そして、痛みに耐えることしかできなくなったので、点滴を開始。
無理にお茶を飲まなくても水分は点滴で大丈夫になりました。
実は、陣痛がひどくなってから喉つわりが復活して、飲み物もイヤになっていたのでこれはラッキーでした。
そんな中、明け方に、夫と本日の仕事について話し合い。
この日、夫は大事な仕事があったのですが、私がこんな状態で、赤ちゃんもまだ生まれないので、仕事を休むと言い出しました。
私はどっちでも良かったのですが(それどころじゃない)、後悔しない選択をしてほしいと言いました。
子どもの誕生の瞬間は見れないが、立ち会い出産をしない人もたくさんいる。
そして、これから子どもの成長はずっと見ることができるはず。
私は、あなたがいてもいなくても産まなくてはいけないし、ここは産院なので安心。何かあった時には、電話がいくと思うし。
その仕事は、夫がずっと頑張ってきたもので、外したくない気持ちもよくわかるから、行っても私は怒らないよー。
夫は、一旦外に考えをまとめに行き、仕事に行くことを決断して戻ってきました。
終わったら、すぐに来ると言って(午前中だけの予定だった)、早朝5時頃、産院をあとにしました。
そこから陣痛が更に本格的になり、波がきた時は、大声で「痛い!痛い!痛い!」と叫ばずにはいられない状態になりました。
眠さと痛さの疲れで、痛くない時には意識が朦朧としています。
痛くて目が覚めるんですね~(ToT)
助産師さんは30分~1時間に一回くらい来てくれます。
いない時は、一人ぼっちです。
心細い気もしましたが、大声で叫んでいる声は皆に聞こえているわけで、そばにいなくてもいいんだろうなと思いました。
恥ずかしさなど考えることができなくらい痛いので、本当に大声で、「痛い!」とひたすら叫び、痛みが少し長いと息ができなくなって、苦しさと痛みでまたヘンな声を出していました。
私がいた2階には響きわたっていただろうな…ま、私だけじゃないだろうから、慣れっこなんでしょうね。
陣痛物語5
産院では、また内診がありました。
やっぱり内診も痛い…ただ陣痛と一緒になって、どこがどう痛いのかいまいち分かりません。
ちなみに私の陣痛の痛みは、お腹ではなく、腰が痛かったです。
腰痛が、何十・何百倍にも痛くなった感じかな。
怪我や腹痛などとはまた違った痛みです。
生理痛ともちょっと違いましたが、でも、近いのはこれだと思います。
前回よりかなり痛くなったのに、子宮口の開きはほぼ変わらず、1~2センチ。
破水もしていませんでした。
こんなに痛いのになぜ開かない?
破水しない???
という、自分に対する不満だらけ!
だからといって何もできないのですが。
しかしこの痛みの中でも、出産に備えて点滴のためのルートをとったので、
「あーもう帰らずこのまま産むんだな」と緊張してきました。
日付が変わるまでに産まれると思い込んでいた私…実際は違った!
今回通されたのは、分娩する部屋でした。
処置台は大きく可動式で、自分でも背もたれの角度を調整できます。
歯医者さんの椅子を大きくした感じ。
他には、簡単なソファー(表面は待合室の椅子みたいなビニールコーティング)や、テレビ、CDプレーヤー、アロマディフューザーなどもありました。
部屋に入ると、まずは病院着と血栓防止靴下に着替えました。
助産師さんが手伝ってくれたので、良かった~♪
いろんな事が、痛みのために何だかうまくできないのです。
そして、晩ごはんをちゃんと食べてくたさい、と言われました。
分娩は長丁場で体力がないとできないので、食べられる時に食べておかないといけません。
夫がサンドイッチとプリンを買ってきましたが、サンドイッチ一つしか食べられませんでした。
100%りんごジュースも少々。これが飲みきれない!
どんだけ体が不調なんですかね。痛みって全てのやる気を奪いますね。
陣痛の間隔は、ほとんど変わらず3~5分。
痛くない間は多少余裕があり、夫と普通に話したり、トイレに行ったりできました(室内にあった)。
陣痛の波がきた時は、「痛い~(>_<)」と言って話せないのに、その数十秒が終わると普通に話し出すので、夫から見るとすごく不思議だったそうです。
痛い時は、処置台ではなくソファーの上で、丸まったり四つん這いになって、腰をさするかマッサージ機でコロコロして耐えました。
こんな姿、誰にも見せられないwww
そのうち話すのも難しくなって、陣痛間隔も規則的に3分に。
それでもソファーにいるので、様子を見に来た助産師さんに、分娩台に移るように言われ、介助されながら移動しました。
分娩台はベッドではないので、寝心地は良くないし、仰向けは本当に痛いので横向きになり、痛い時はベッドガードみたいな柵に捕まって耐えていました。
でも、子宮口はなかなか開かず、この状態でも4センチほど。
この頃になると、痛みは更に強くなり、「痛たたた…」と、かなり大きな声で言うようになりました。
なかなかお茶も飲めなくなってきたのに、トイレに行きたい感覚が強く、痛くない隙間に通いました。
やっぱり漏らしたくないじゃないですか~(^_^;)だから、行けそうな今のうちにトイレ行っとこ、と先を見越して通ってたんです。
便器に座ると、いつも下半身が全体的に痛くなり、急いで用を足し(ほとんど出ない)トイレから出たところで、床に膝をついて動けなくなります。
そして少しでも痛みがひいたら、手を洗う。
そこまでして洗わなくても良かったんですかねwww
その後、だんだんトイレにも行けなくなりながら、ひたすらこの状態を繰り返すこと約9時間。
もう夜中の3時を過ぎていました。
最初に陣痛?と思ってから、24時間以上経過しています。
ここで、助産師さんから朝になったら陣痛促進剤を入れたいと提案が。
もちろん、お願いしますと即答したのでした。
文章も更新も遅くてすみません。もう少しお付き合いください。
陣痛物語4
痛い中、思い出した食べ物。
それはメロン♪
今日食べてしまわないと、夫が全部食べるか腐ってしまうメロン。
メロンって、あまり日持ちがしないのですが、すぐに冷蔵庫に入れておけば、数日先送りできます。
こうして大事にとっておいたメロンを食べずに入院するなんて、できるか!
喉も渇いてるし、ご飯食べられてないし、メロン食べたーい、切ってぇー(ToT)
と、夫に用意してもらい、痛みの合間に意地で食べましたwww
甘くて果汁たっぷりで喉ごしがよくて、陣痛中にはオススメです(^_^)v
そして、17時16分。
再度、産院へ電話をかけて、お風呂に入ると一気に痛みが押し寄せてきたと話しました。
連絡をしたのはいいんですが、 少し話すとまた陣痛がきて、収まるまで電話はそのままで待ってもらいます。
落ち着くと話す→また痛い
を繰り返しながら、状況を説明し、再度産院へ行くことへ。
産院への電話は、痛くても自分でするように言われています。
本人と話すと、妊婦さんの状態がよく分かるからだそうです。
今度はさすがに産まれるんだろうな、と思って入院カバンも持ちました。
そして、陣痛タクシーに電話。
そこまでいらないかなと思って、ずっと申し込みしなかったのですが、ちょうど1週間前になんとなーくネットから手続きしたんです♪
歩けないほど痛くなるとは予想外だったので、非常に助かりました。
分からないことに挑む時は、何でも準備しておかないとダメですね。
タクシーがもうすぐ来ると連絡があったので、玄関で靴を履くも、ここでも痛みがきて四つん這いで耐える(>_<)…
産院に着く頃にまた痛みがきて、タクシーのドアを開けたところで、動けなくなる…
と、様々な場面での痛みに耐えながら、ようやく産院の分娩エリアにたどり着いたのでした\(^o^)/
陣痛物語3
産院を出た時刻がお昼近かったので、コンビニで食料を調達しました。
焼きうどん、プリン、アメリカンドッグ、麦茶(産院用)です。
普段の私ならチョイスしないものばかり。
アメリカンドッグは、数日前に急に食べたくなって、コンビニで初めて買ったんです♪
20年以上食べたくなかったのに!
これも妊婦だったからでしょうか。
昔懐かしい味で美味しかったので、陣痛中の今でも食べられる♪と思ったのですが…
結局、痛みと眠気で全く食欲がなく、全て冷蔵庫行きになりました(^_^;)
そして今では、アメリカンドッグは全然食べたくないですw
ちなみにコンビニでは、夫に「これとこれ」と言って、あとは休憩スペースでじぃーっとしてましたw
やっぱり動くと痛かったのです。
帰宅すると、陣痛がまた5~6分間隔でやってきました。
更に、夜中から寝ていなかったため、だんだん眠気も増してきて、痛い→眠いの繰り返しに。
布団に寝ようとしましたが、なんかちがーう(-.-)
横になると、余計に痛い気がしました。
結局、テーブルに突っ伏して寝ました。
痛い時は、腰をマッサージ機でコロコロ。
夫も寝不足ぎみだったので、ごろ寝。
そのまま時間が過ぎていきましたが、眠い→痛いがエンドレスなので、15時頃お風呂に入りました。
温まれば、痛みが和らぐ気がしていたのですが、真逆で…
痛みが増してきた!(;゜∇゜)
うん、確かに助産師さんが言ってた通りだ。
湯船から出てうずくまり、お風呂場から出てしゃがみこみ、頑張って服を着てリビングへ行き、ドライヤーできない…
椅子に座れず、床に膝をつき椅子に突っ伏して「うぅぅ~痛いよ~」と言うだけ。
この状態のまま、夫が私の髪を乾かしてくれました。
今、思い出すと笑えますがその時は必死です。
しかし!この痛みの中、食いしん坊の私は冷蔵庫にある、大好きなあれを食べていないことに気づきました。
陣痛物語2
産院に着くと、まずは助産師さんの内診がありました。
定期健診の内診とは違い、痛い…手を突っ込んでるのかな?
子宮口の開きは1センチほど。全然ダメじゃん!
10センチ開かないと、産めません。
助産師さんの見解は、
「前駆陣痛ではなく本格的な陣痛が始まったと思って間違いないでしょう」とのこと。
電話してよかった~と思いました。
このまま産院で様子を見ることになり、ベッドが2つある部屋に通されました。
ベッドに横になり、痛みがくると自分で腰のポイントを押したり(押したくなる場所があった)、持っていった手動マッサージ機をコロコロしたり。
もちろん、夫にもやってもらいましたが、自分でする方が良かったですw
↑これがとっても役に立ちました。
自分で腰をコロコロできるし、夫も手ばかりじゃ痛くなってしまうので、これでやってましたよ♪
そのうち、義母が様子をうかがいに来ました。
夫が陣痛が始まったと連絡したそうですが、本音は、いまいち来てほしくなかったです。
メイクもしていないし、気持ちに余裕のない状態だし、夫にも「会いたくないって言ったのに何で呼ぶの」と文句を言ってしまいました。
でも義母は、私のことを心配していたので、その気持ちは本当にありがたいですよね。
痛い時はしゃべらず「んーーー」っと耐えながら一緒にいました。
そう!この時は、黙って陣痛に耐えられたんです。
その後、大変になるとはまだ分かりませんでした…(^_^;)
夫は義母がいる間にコンビニへ行き、朝ごはんを買ってきました。
私を一人にするのは、不安だったみたいだし、夫も出産に立ち会うのは初めてなので、誰かに頼りたくなる気持ちも今は分かります。
義母は私を気遣ってくれて、あまり長居してもね、と小一時間で帰りました。
普段なら来てくれて優しいな…と思うだけなのに、この時は早く帰ってくれ~と思っていました(-.-)
帰った後、夫には「産まれるまでは呼ばないで」と、しつこく言って釘をさしておきました。
その後、3分間隔までいった陣痛が、5~6分に長くなったり、だんだん不規則になったため、一度帰宅することになりました。
産院にいたのは約5時間です。
この時のお支払いは、出産費用と一緒に支払うようにしてくれました。
助産師さんからは、動かないと陣痛は進まないので、自宅まで帰って痛くなったらそのまま引き返してくればいいし、お風呂に入ると、陣痛が進むので少しゆっくりお湯に浸かってみて、というアドバイス。
まぁ帰れないことはないので、また来るのは面倒だなぁぁ~くらいの気持ちで病院を後にしました。
陣痛物語1
本陣痛の前に起こる、前駆陣痛が始まったのが、出産日の2日前の夜。
20時過ぎから、なんか腰が痛いなぁ~と思い始めました。
生理痛時の腰が痛い・重い・だるい、みたいな感じです。
ちなみに私の生理痛は、軽いかないくらいです。
そして、就寝。
しかし、午前1時過ぎに腰の痛みがひどくて目が覚めてしまいました。
そこで、前日にダウンロードしていた陣痛アプリで測ってみると、不規則ですが、5~6分間隔で痛くなることが判明。
朝方になっても収まらないので、産院に電話して聞いてみました。
「本陣痛なのか分からないのですが、5~6分間隔で痛みがあるんです。どうしたらよいでしょう?」
一度確認しに、産院へ行くことになりました。
一人で行けそうだなと思い、寝ている夫には言わずに準備していると、普段はノータッチな夫が起きてきて「どうしたの?」だって。
そして、一緒に行くことになりました。
診察しても、自宅に帰される可能性があると言われたので、入院グッズは持っていきませんでした。
痛みは、歩いているならピタッと止まってやり過ごせば大丈夫な感じ。
これから自分がどうなっていくのか、先の分からない不安も大きくて、通っていた産院がいつもと違ったように見えました。
出産
39w4d。
予定日より4日早く、産まれました。
2708グラムの女の子です\(^o^)/
私のお産は…
もう人生の中で最大限に痛い経験でした…
(>_<)
そして、長かった!!!
前駆陣痛から数えると、42時間。
本陣痛から数えても、24時間。
分娩は、確か17分だったと思います。
こうみると分娩時間は短いですが、痛いので時間はかかったという印象です。
※前駆陣痛:本格な陣痛が始まる前に起こる、子宮の収縮による陣痛のこと。張りや痛みを感じる。
産むときは吸引分娩でした。
あとから「胎児ジストレス」だったので、吸引分娩にしたという計画書をもらいました。
これから、少しずつ記録していきたいと思います。
お産が長引いた原因は、子宮口が全然開かなかったため。
高齢じゃなくても、お産が長い人はいるけれど、割合的に多かったりしないんでしょうか。
ちなみに、母方はみんな数時間で産んでいて、特に難産だった人もいません。
私の体型もごく普通で、骨盤が狭いなどの問題は何もなかったので、こんなに大変になるとは誰も思っていませんでした。
人生の中で、こんなに痛いことはなかったし、人目を気にできずに叫んだこともありませんでした。
喉が痛い…
とにかく激動の2日半になりました。
赤ちゃんは、かわいいです。
でも、出産は年齢だけの問題ではなく、痛すぎてもうムリですwww